液体洗剤と粉末洗剤の使い分け
衣類用洗剤には大きく分けて粉末タイプと液体タイプがありますよね。
また、漂白剤にも粉末タイプと液体タイプがあります。
粉末洗剤は溶けにくいイメージがありますが、その他にも違いがあるのでしょうか。
それぞれの特長を知って、賢く使い分けてみましょう。
まず、粉末タイプの洗剤は液体タイプよりも汚れ落ちのパワーは強いようです。
弱アルカリ性で、白く仕上げるための蛍光増白剤が含まれている場合が多いです。
漂白剤は、粉末と液体の他に、塩素系と酸素系の区別があります。
塩素系は色素そのものを壊すため、白いものにしか使えません。
酸素系は色柄ものにも使えますが、粉末タイプはアルカリ性なので、色落ちに対して少し注意が必要です。
液体は弱酸性で、同じく色柄ものに使えます。
まとめると、以下のような組み合わせが、白い服をより白く、色柄ものは色落ちを抑えながらも汚れを落とすのに適した組み合わせになります。
・白い衣類は蛍光剤入りの洗剤(粉末タイプ)に、粉末タイプの酸素系漂白剤の組み合わせ
・色柄ものは、無蛍光の液体洗剤に液体タイプの酸素系漂白剤の組み合わせ
必ずしもセットで使用する必要はありませんが、汚れがひどい時や数回に一度セットで使うといいでしょう。
最近では液体でも粉末でもないジェルタイプのものも出てきていますし、洗浄力の高い液体洗剤もありますから、一概には言えませんが、洗剤を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
私も若い頃は、汚れに対して液体と粉末を使い分けるというよりも、一回あたりどちらが安く洗濯できるのかを重視していました。
今は、蛍光剤入りの粉末洗剤、無蛍光の液体洗剤、粉末と液体それぞれの酸素系漂白剤と、種類が増えました。
さらに加えてお洒落着洗い用洗剤、柔軟剤(香り違いで数本)…と、洗濯物の量は変わらないのに(ここ重要)、洗剤だけが増えております。
お後がよろしいようで…。