白をより白く見せる染料
前回「白い染料ってあるの?」という記事を書きましたが、色付きのものを白くすることはできないのですが、白色をより白く見せる染料というのはあるんです。
その名は「蛍光染料」。
染める前の生地は少し黄色っぽい色をしています。
まず染色する前に、生地についている糊や不純物を取り除きます。
これを晒(さら)しといいます。
この状態でも始めの状態よりは白っぽくなりますが、輝くような白にする場合はこの蛍光染料を使います。
市販されている白い衣類などはたいてい蛍光染料が使われています。
ブラックライトを当てると青く光るのでわかります。
左側が蛍光染料を使っていないもの、右側が蛍光染料を使っているものです。
土田産業のユニフォームトレーナーもこの通り。
アウターが光っていないのは、ポリエステルは初めから白いため蛍光染料を使っていないのだと…思います。
ところで、蛍光染料ってどんな色をしていると思いますか?
白くするから白?と思いますよね?
実は、こんな色をしています。
ジャンッ!!
うぐいすきな粉のような淡い黄緑色をしているんです。
ブラックライトで照らすと…
ジャンッ!!
青く光ります。
ちょっときれいですよね。
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